kmuto’s blog

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査読者になると積ん読にならずに済む件

技術書をいろいろ買いはするものの、集中して読む時間がとれなくて、乱読的に読みかけた本で積ん読が解消できていない(今は『つくって壊して、直して学ぶKubernetes入門』(翔泳社)を断続的に写経中。内容は面白い)。

そんな中で@ymotongpooさんの某作の査読をしばらく前にやったんだけど、査読の場合、以下の制約が強制的に発生する。

  • 締切時間が決まっている
  • 全体をひととおり読む必要がある

金銭報酬目的ではないしお願いベースなので過剰にならなくてもというところではあるが、興味関心の高い分野だったこともあり、夜間や土日などで集中して読んで、コメントをだいぶ入れてご協力はできたかなと思う。

編集業務に近い性質ではあるものの、編集業務だと作業者自身が細々手を入れないといけない、下手すると木を見て森を見ずになるのに対し、査読者という立場だと「ちょっと不自然」「こうでは?以降も同」的に言いっぱなしで済むぶん、内容にフォーカスしやすいと感じた。

読み終えての獲得知識としても、5、6周見ているはずの編集作業より、2周程度しか読んでいない査読のほうがしっかり残っている気がする。これは普通にぼやーっと読書するよりはるかに良い。世に未公開のものを先んじて拝読できて、しかも献本いただけるというボーナス付き(?)。

ということで、興味ある本で査読募集が出ていたら、本業状況などを鑑みつつも、関心を持って応募していきたいなと改めて思ったのであった(本業が佳境すぎて応募し損ねているけど、吉羽さんたちアトラクタ社さんの制作物は前職時代からずっと読んでて楽しいから関わりたいんだよねぇ)。