週1程度開催であまり発言も出なかった前職でのMTGと異なり、現職では毎日複数のMTGがある(短いものだと10分程度、長いもので30分〜1時間)。単に拝聴ではなくどんどん発言が求められる、というか1on1やチームミーティングが多いので、入社を機にヘッドセットを揃えることにした。
これまでは古いiPhone附属のEarPodsを使っていて、いろいろな比較サイトや評価動画でもご存じの方も多いとおり、実はわりと性能が良くて、下手なヘッドセットを使うくらいならこれでよい気はする。
ただ、アーム上に載せたMacbookからだと有線ケーブルがどうしてもジャマ。また、マイクが無指向なので、自宅リモート作業の場合には相方が同時刻にMTGのときにその声のほうも集音してしまう。厳しい。
ということでMTGに集中できるように、評判の良さそうな中からAnker PowerConf H700を購入してみた。
Macbook側にはUSBドングルを差し込む。ポートは1つ埋まることになるが、普通のBluetoothよりも切れにくく安定しているらしい。あと、ドングル側がペアリングしているので、MacbookほかPC側ではいちいちペアリングする必要がないというメリットがある。
ドングルのサイズが微妙に別のUSBポートに干渉するので、Type C-Type Aの短いケーブルを挟んでいる。
良い点
- 録音して聞いてみても、ヘッドフォン、マイクともに良いレベル
- まぁまぁ軽い
- マイクの回転でミュートできるのは楽
- 完全に耳を塞がないので蒸れる感じは少なめ
- ノイズキャンセリングは必要十分には効く(外音を遮断したいときに使うSONYのWHと比べてはいけないという話ある)
- マイクの指向性は十分
いまいちな点
- MTGが連続して2時間使ってたら首と肩が痛くなった。それなりに重い
- ノイキャンのレベルは変えられるが、実際に外音遮断するには強一択だった。で、このときには心音と圧を感じる
- 頭の頂上がちょっと痛くなる(プラの固いのが当たる)
- 夏はやはり暑そう
- ファームウェアを上げるのにはスマホアプリが必要
- ノイキャンしてるので当たり前だが、外の様子やインターフォンなどに気付きづらい
- 大きいので通勤では運びづらい
説明会やハンズオンのような、外音にまどわされず集中が必要で、かつ不快感の少ない音で相手に提供したいというときにはPowerConfで決定。これはいいヘッドセットだ。
とはいえ、デイリーでチーム内程度の範囲でのMTGや、通勤日ではいまいちな面が大きくなってしまう。
新製品として注目していたNTTのnwmがどうも期待外れな様子なのと、社内でいくつかお聞きしてみた結果、PowerConf同様に定番のShokz OPENCOMMを購入。UCアダプタは効果低そうだしいらんでしょという声を受けてドングルはなし。
もともとShokz(当時AfterShokz)のAeropexは愛用していて不満はなかったんだけど、Aeropexのマイクは壊滅的(マイクというよりノイズジェネレータ)だった。OPENCOMMはマイクブーム型で指向性があり、マイクの問題は解決されている。
良い点
- 圧倒的に耳を中心に体が楽
- マイクの指向性は十分
- 外音や様子をつかみ取れる。会話のときはカクテルパーティ効果なのかさほど問題ない(もちろん隣で大きな声で話されると難しいが)
- 充電専用ケーブルでの充電が簡単
いまいちな点
- マイク音質はあまりよくない。乾燥した感じ
- マイクが適切に入る角度がシビアめ。鼻ちょい下あたりを目安にする?
- 2時間MTGだとさすがに少々耳のつけ根に負担を感じる
- ケースがかさばりすぎ。もうちょっとサイズが小さいケースがほしい。裸で持つのも怖い
- 充電に専用ケーブルが必要 (アンビバレンツだ…。Aeropexと同じなので、余る1本を持ち歩けばいいだけだが)
Meetでのマイク自動ミュート問題については、実際に遭遇する前にさっさと以下記事に従ってChrome拡張を入れて、今のところは問題が出ていない。
(そういえばこの問題はVenturaではどうなったんだろうね。Venturaがマイナーバージョンアップされたら上げようかなとは思っているんだけど。)
ひとまずこの2つのヘッドセットの使い分けでしばらくやっていくです。